取り付けの山場は大きく分けて3箇所
時間が取れない人は3回に分けてやりましょう。
スイッチ編
スイッチの取付は中古で手に入れた純正品なので取り付け自体は簡単です。
3×2段のメクラキャップの下の真ん中のキャップを薄いマイナスドライバーを使い、メクラキャップ外すと裏にオプション用のコネクターがついています。ついていなければ他のところのキャップを外してね。

このコネクターに純正のスイッチを取り付ければハイ完成!と行きたいところですがそう上手くも行きません。
このコネクタはあくまでもスティングレーなどのメーカー純正のフォグ用のスイッチコネクタです。
オプションのフォグ用とはちょっと違います。
このコネクタの配線はスイッチ用のイルミや入力線ではありますが出力先が純正のリレー側に行っています。
純正のリレーはエンジンルームのバッテリー後ろのヒューズボックスにいますがスティングレーやカスタムエディションなどのメーカー純正フォグ付き車両以外は配線が来ていません。
ヒューズボックス用のリレーも持っているのでこれで簡単じゃん☆と刺してみましたが受け端子がありませんでした

そんなわけで実際のディーラーオプションのフォグの取り付けにはこのコネクタに電源分岐用のコネクタを噛ませてそこからリレーに向かう配線を出す必要がありますがこの電源分岐用コネクタが手に入りません。
中古市場でもほぼ出てきません。そもそもディーラーオプションのフォグ装着車が少ないし、そこから部品取りの廃車になる率も低いし、そこからわざわざスイッチの後ろに挟み込んであるコネクタまで外して中古部品にするって文章にしただけも「いや無理でしょ・・・」な感じです。
そんな理由で出力線の分岐は自分で作ります。
スイッチのピンアサインを確認して出力線を探し出しカット。そこに30cmくらいの延長線をつなぎます。ウチの車では紫の配線だったけど鵜呑みにせずにちゃんとテスターで確認してね

メーカー純正フォグの配線はありませんがディーラーオプションのフォグ用の配線はバルクヘッド貫通部のみ用意されています。
運転席の足元のヒューズボックスの上辺りの配線の束にギボシのメスがいます。
この線はエンジンルームのヒューズボックス後ろのあるメスのギボシの配線に繋がっているのでこの線に繋ぎます。


先ほど作った延長線をこのギボシに挿せばエンジンルームまでスイッチ出力の線が通ることになります。※運転席(受け)側もメスなので絶縁処理はしっかりと。
で、この配線なんですが運転席側のメスギボシが多分103型です。
自動車用通常使われているギボシは104型の3.96mmの太さなんですが入りません。なので細い方の3.55mm嵌合の103型かと思われます。
といってもここだけのために103型のオスが一個ほしいって分けにいかないので無理やり拡張してぶっ刺しました。
もっと広ければ端子の入れ替えもするんですがいかんせん場所がねぇ・・・
リレー編
スイッチ配線が終わったら次はリレーを組んでいきます。
リレーはフォグランプなどの大容量の電流を流す時に接点電流の小さいスイッチなどを守るために使います。詳しくはエーモン様のサイトで・・・
リレー(車輌用)には4(aを含めば5)極の端子が出ています。それぞれにDIN規格で決められた番号がふってあります。
30:バッテリー(主電源)のプラス
31:アース※殆どの場合ついていません。
85:リレーコイルのプラス側
86:リレーコイルのマイナス側
87:リレー接点(コイルONで流れる側)
87a:リレー接点(コイルOFFで流れる側)
一応色に決まりもあって
30:黄(常時電源色)
85:青(リモート入力色)
86:黒(アース色)
87:赤(管理電源色)
87a:白(管理電源色)
日本国内の製品ならだいたいこういう色分けになっていると思われます。
というわけでリレーにはそれぞれ
黄(30)バッテリーからの直結配線
黒(86)ボディーアース
青(85)スイッチ配線(ヒューズボックス裏のギボシから延長)
赤(87)フォグランプへ
と接続します。

リレー自体はコンピューターの取り付けボルトにステーを共締めして取り付けます。
ボディーアースはフェンダー横の純正のバッテリー直結のアースポイントに落としておきます。
87はリレーからすぐに2分岐して左右別配線でそれぞれのフォグ裏までプラス線を伸ばします。
運転席側はボンネットキャッチ側を通しましたが後で調べたらディーラーオプションでの配線は下側を通るみたいです。まぁ下側はウチの車はクリップを止めてないので上の方がいいよね
87線がフォグ裏まで来たらその線と這わすようにフォグのアース線を作っておきます。
フォグのアースは助手席側はリレーのアースと同じ所、運転席側はホーン裏のアースポイントに落としておきます。
これでリレー及び配線は完了。後はバンパー加工とユニットの取付です。
フォグランプユニットの取り付け編
フォグランプユニットの取り付けにはバンパーをカットする必要があります。
カットラインはバンパーの裏面に薄っすらと線があるのでこのラインで切ります。バンパーカット加工というので重装備が必要かと思いましたが普通の小型カッターナイフで事足りました。

純正のバンパーはウレタン素材なので簡単に切れるもんなんですねー
今まで加工するとすればFRP製のバンパーだったのでFRP製だとマルチツールがオススメです。
たまにしか使わないし精度や騒音はどうでもいい。一度使ってみたいってのなら安い有線式でも十分使えます。
使い始めて「これいいじゃん!」なんて思い始めるとマキタやHiKOKI辺りの充電式のやつが欲しくなります。高いけどね・・・
最初の片側はおそるおそる切りすぎて前から穴が見えたりしないかビクビクしていましたが最低限バンパーに書いてある切り取り線の大まかな部分を切らないとつかないようです。たぶん切り取り線の所々にあるクリップ用の凹みの部分をつなげてもフォグカバーで隠れると思います。とりあえず線に沿って切っておけば大丈夫。なんですが一部切り欠きラインと合わない部分がありました。その部分はもちろん多く切っているのですが特に前から見ても隙間があるとかではないので大丈夫なんだろうね
合わないのはAZワゴンのバンパーにワゴンRのランプカバーをつけているからなのか?個体差なのか?よくわかりませんがとりあえずこの組み合わせでもつきました。

ランプカバーがついたらランプステーの取り付け中古なのでバンパーへの取り付けビスがありませんでしたがM5のタッピングでOKです。
このステーもワゴンR用なのですがAZワゴンのバンパーのグリル取り付け穴と位置は同じで特に加工もなく取り付け完了。MH23SとMJ23Sでバンパーの意匠は違うもののフォグの取り付けは同じでした。

取り付けが出来たらバルブを組み込んで取り付け完了。
今回はヘッドライトと同じHID屋のQシリーズのイエロータイプを着けます。
フォグユニットをIPFの987シリーズのゴールドレンズにしたので発光色はやっぱりイエロー
往年の”フォグランプ”って感じが好きです。
ちなみに。
IPFのフォグユニットはメーカー純正採用もされているので色々なバージョンがあるので今回も中古で買い漁ったので実はバラバラで片方がH8用、もう片方がH11用となってました対応ワット数による熱害対策等があると思いますがLED化したので問題はないかと?思います。
あと987のゴールドレンズモデルは人気なのかオークションでも結構張り合います。みんな黄色が好きなのね
987のメーカー販売モデル(?)が983のMR90G
そして軽量モデルの101FLG
一応取り付け方法は一緒なので互換性はあると思います。




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