R05.4|ウチの車はMAZDAさんですがスズキ病になってました

電装

俗称:スズキ病・・・なんか知らんけどスズキ車に多い”停車時に片方(特に助手席側)のブレーキランプが点いてないアレ。

って訳で2代目のこの車もなりましたー
えぇ初代もなってましたよ

原因を先に言っちゃうとアース不良です。
電球式のブレーキランプって一つの球の中にブレーキランプ(ブレーキ踏んだ時)とテールランプ(ヘッドライト点けた時)の2系統の入力に対してアース(戻り側)が1系統しかないのだけどそのアース接点の導通がなくなるってやつです

なんで不良になるかってぇと見ての通り”挟んであるだけ”だから

でもって銅線ってのは空気に触れてると酸化皮膜っていう膜を形成します。
これは金属自体が腐食を防ぐために作る防御膜で膜が厚くなれば導通がなくなります。
端子のようにずっと端子と触れ続けている場合は隙間に酸素が入らず酸化皮膜が形成されませんが挟んであるだけだと振動などの”なにかのタイミング”で隙間ができそこに酸素が入れば酸化皮膜が形成されます。
それが積もり積もって・・・

って事で修理は酸化皮膜を削り落とせばOK

ついでにハンダを引いときました。

この俗称:スズキ病。厄介なことにわかっている人には簡単だけどわかってないとドツボにはまります。
だって揺すったりするだけで不導通の酸化皮膜の部分からズレて点灯するようになるんだもん
もちろんその場合はすぐにまた不導通の部分で触れるようになって点かなくなります。
”切れた”と思って交換したらその時は点いた。けど一週間も持たずにまた点かなくなった。
お店で交換してもらってたら「不良品を掴まさせられた!」なんてクレームもんですね~

ちなみにこの症状、ブレーキランプを踏むとブレーキランプのアースがテールランプの入力側に流れて行きます。でもってテールランプ(スモールやイルミと呼ばれる)側に流れてそこでテール側のフィラメントが電流を消費しちゃって電球が点かないって仕組みです。
それでも余った電流はブレーキを踏むたびにテール側の機器に電気が逆流しちゃってるってことなんです。
そんな訳でウチの車ではブレーキを踏むたびにオーディオデッキの表示がディマーモード(若干暗くなるやつ)に変化していました。
最近はLEDなどの省電力で動いてしまうものがあるので逆流した電力で動いてしまいます。
そうするとどこかで不具合が出てもおかしくないので早めの修理が必要です。

とまぁ長々と書いていますがスズキさんも鬼じゃない
ちゃんと後々に対策品を出してます、

ただ、楽天やYahoo!ショップで買うとエラい高いんですけど・・・?
品番は35658-70K03※35658-70K00が未対策なんでディーラーで「この型番なんだけどどうかなぁ?いくら?」って聞くほうが良いです。
注:型の古い車なので純正部品が値上がりするのってよくあることです。N○SSANみたく一日で値段が150倍近く上がることだってあるんです・・・

コメント

タイトルとURLをコピーしました