R04.12|冬の必需品 その名はスタッドレス

雪国の車持ちは絶対持っているスタッドレスタイヤ
最近は暖冬とかで降雪量が少なくなっているので交換しないって人もチラホラ聞きますが雪が降ったら車には絶対スタッドレスタイヤを履きましょう。

冬用タイヤって?

スタッドレスタイヤに限らず冬用タイヤってものがあります。
一昔前までは冬用タイヤ=スタッドレスタイヤだったのですが最近は降雪量が少なくスタッドレスタイヤ以外の冬用タイヤを使う人も増えてきました。

でもねー先に結論言っちゃうと積もる所ならスタッドレスタイヤ一択ですよ。

スタッドレスタイヤ

スタッドレスタイヤは吸水性ゴムを使ったり独自の排水溝を使うなどで積雪路面の水をできるだけ排除するように作られたタイヤです。
雪道でのスリップは積雪自体でなくその上に溶けた水の膜が滑る原因となるため その水の膜をどう対処するかで滑りにくさやグリップの復活までの時間を短くします。

なのでスタッドレスタイヤはその地域の雪質をしっかりと研究して作られたもののほうが良く効くタイヤといえます。
最近は外国産メーカのタイヤも増えてきましたがスタッドレスタイヤに関しては国産メーカの物を使ったほうが良いという状態はまだ続きそうです。

オールシーズンタイヤ

最近話を聞くようになってきたオールシーズンタイヤは雪がちらつく位の地域では良いかもしれませんが、しっかりと積もる地域ではスタッドレスのようには使えません。
また、夏は夏で夏タイヤに比べると耐熱性が低く猛暑のアスファルトには向きません
一本で済むメリットはあるものの、四季があり地域差の激しい日本では使い方が結構難しいタイヤです

M+Sタイヤ

マッドアンドスノー 泥地と雪地に対応しているってタイプのタイヤです。オールシーズンタイヤもこれに入ることが多いですがオールシーズンタイヤは若干ブランド化しているので一応分けておきました。
そもそもM+Sの認定は海外で取ることが多く海外製タイヤで見た目が夏タイヤであってもM+Sが表記されていることもあります。

イメージとしては「多少悪路でも走れます」くらいに思っておけばよいかと
日本の水分の多い雪が固まった圧雪にはほぼ対応していません。

ゴツゴツのタイヤってどうなの?

ワゴンRには無理ですがブロックタイヤ・オフロードタイヤというものもありますがこちらも積雪に使えるかと言われると結構微妙な所があります。
オフロードタイヤは対応する地形(Terrain)に合わせてオールテレーン(A/T)・マッドテレーン(M/T)・ハイウェイテレーン(H/T)・ラギッドテレーン(R/T)に別れます。

この中で積雪に使えるかなとなるとマッドテレーンくらいです。
オフロードタイヤはその特徴である走破性を上げるとデメリットとしてロードノイズがひどくなります。
ファッション的にオフロードタイヤを履く場合はロードノイズ対策としてハイウェイテレーンやラギッドテレーンになり雪道の走破性は劣ります。

冬の道を走るなら

冬の道を走るのならスタッドレスタイヤは必須です。
関東の方で少し雪が降るとスタックやスリップしている車をニュースで見かけますが夏タイヤならあれが普通です。
別段、雪道に慣れていないからとかではなく夏タイヤでシャーベットの上を走ればああなって当たり前です。
雪国で走っていれば多少の流し方はわかるにせよずっと夏タイヤでなんてのは無理です。

スタッドレスタイヤの寿命

タイヤの寿命といえばスリップサインですがスタッドレスタイヤのスリップサインを出すまで使うことは少なかったりします。
それよりも先に機能性的に寿命が来ます。
スタッドレスタイヤは先に書いた様に氷の表面の溶けた水をいかに排除するかで性能が発揮されますが、そのためにはタイヤのゴムの柔らかさが鍵になります。
ゴムが柔らかいうちはそういう性能は高いのですがゴムが硬化してくると性能はどんどん下がっていきます。
特に夏場の熱い地面で使うと劣化は早まってしまうので一年中スタッドレスタイヤを履いているとすぐにタイヤがカチカチになってしまします。
適正に使ったとしても少しずつ固くなっていくので概ね3~4年(シーズン)ほどで交換時期が来ます。

特にFF(前輪駆動)の車はスタックしやすいので3年目4年目と交換時期間近の時は注意が必要です。

タイヤサイズ

MH23s、MJ23sの純正タイヤサイズは145/80R13若しくは155/65R14です。
13インチの場合145/80以外では185/60、175/65、165/70あたり
14インチの場合155/65以外では185/55、165/60、175/60あたりが代用できます。



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