R04.09|また出たか・・・その名はチェックランプ

チェックランプ

エンジンに不具合が出るとメーターパネルにへんてこりんな形のランプが灯ります
その名はエンジンチェックランプ一応エンジンの形らしいです

このランプが灯るとエンジンに重大な不具合が発生しているのでディーラーや整備工場にすぐに担ぎ込みましょう。
と言われていますがなんというか結構慣れっ子です。

先代のAZワゴンも最後はエンジン終了で廃車にしたので最後の方はチェックランプが出て当たり前で乗っていました
なので今更出ても騒がない!と言いつつ「面倒くさいなぁ・・・」が本音

さてさて、このエンジンチェックランプですがどういった不具合発生時につくのかというと
もちろん車種によってチェックする所は違うわけですがこのMJ23s(MH23s)の場合だと主に

  • O2センサーの範囲外検知
  • カム角センサーの範囲外検知
  • 吸気センサーの範囲外検知
  • 点火タイミングの範囲外検知

などなど基本的にはセンサーの検知域を超えた検知が出た場合にランプが点きます
この範囲外ってのが結構面倒でもちろんセンサーが壊れれば範囲外になりますが何かしらのタイミングで検知域を超えるときもあります
そうなるとセンサー自体が悪いのではなくそのセンサーに読み取らせるものの管理で起きていることになります
つまりセンサーを交換しても大本がそのままだとまたチェックランプが点いてしまうのです
なのできちんと治すにはいっぺんに全部交換するかひとつずつ虱潰しに探していくかのどちらかです
もちろん全部交換!としても大本のなにかを残してしまっていると点いちゃうけどね

で、このセンサーってのが基本的に高い
ディーラーで全部交換♪ってやっちゃうと20万オーバーの請求書が来ます
元々2~30万で買った車を維持するのに20万近く出すのは・・・

ということで整備の名の下に少しずつ交換していきます
この辺はチェックランプが点いても「またかー」と流せる鈍感さが必要です

って訳で最初に変えるのはO2センサー
23系はO2センサーが触媒の前後にあるのでセンサーも2つ
触媒の後の方は先代のAZワゴンの時に変えてあったのを乗り換え時に移植してあったのでそのまま

今回は触媒前のセンサーを交換

O2センサーは交換する時に専用の工具が必要です
22mmのディープボックスにセンサー配線の逃げがあるタイプです
22mmのオープンタイプのスパナでもうまく行けば大丈夫ですがO2センサーは熱がかかるところなので大体焼けて咬み込んでいます

センサーを外すときは最初にセンサーのコネクターを外してから 配線がぶら下がっている状態でセンサー本体を緩めましょう
配線を固定したまま緩める(ねじる)と配線に力がかかって断線の可能性があります。
特に緩める時に面倒だからとインパクトとかでウィ~ンなんてやっちゃった日にゃぁ・・・経験則

というわけでO2センサーの交換は専用の工具を用意しましょう
取り外しの際はマニホールドやマフラーパイプがしっかり冷えてから交換しましょう
熱い内のほうが抜けるのはいいのですが差し込む時にネジ穴がナメやすくなります

取り付けの際は最初から工具を使ってねじ込まずネジ穴に手で回るくらいの力で最初は入れましょう
ねじ切ると最悪です
他のネジ類ならオーバーサイズでなんとかなりますがO2センサーはその大きさだけなのでマニホールドやマフラーパイプの交換になります。

後取り付けの時に焼き付き防止のグリースを塗っておくと次回少し楽になります
ただ高熱部分ですので(特にフロント側)グリスを塗りすぎると最悪火が出るので程々につけましょう

焼付き防止グリスは肯定派否定派それぞれいますが程々に使えば程々に良くなります
程々を超えれば超えただけの不具合が出ます。

O2センサーは排気管の中にあるので排気が悪い(煤が多い)とセンサー部に不具合が出るときがあります
煤による不具合なのかセンサー自体の故障なのかで迷うときはまず洗浄をしてみることから始めましょう
といってもO2センサーの洗浄はメーカー的にはNGです 洗うくらいなら換えろ と・・・と入ってもお財布事情とかありますよねーってことで洗浄しちゃいます
まず、なんで洗浄不可なのかというとO2センサーは内部にジルコニアの素子がありそこで排気ガス中の酸素濃度を測っています
そのジルコニア素子を傷つけたりするとセンサーとして使えなくなるということです

素子を傷つけないように洗えば良いということなのでブラシでガシガシ適当に擦るのはNGです
センサー内部を保護するための金属カバーを軽く擦ってあげましょう。あくまでも金属カバーだけです
金属カバー表面についた煤を落とす程度にしておきましょう歯ブラシくらいで十分です

物理的な擦り以外での洗浄となるとどういった洗浄剤を用いるのが良いのかですが
基本はメーカーの言うように「センサー素子は触るな」です。なので洗浄成分が強すぎるもの・洗浄成分が残ってしまうものはNGです

洗浄成分が強すぎるものの代表は「パーツクリーナー」です。
整備にはよく使いますがそこまで強いのか?他のところでは推奨してたぞ?と言われそうですがパークリの強すぎる所はその吹出し能力です
クリーナー液自体ならそこまで強くないのですが二酸化炭素ガス等のかなり強めのジェットを素子に当てると素子にダメージを与えます
ウエス等にクリーナーを湿らせて拭き取る程度にしましょう

洗浄成分が残るものの代表は「」です。
洗剤なんかもそうですが水自体にも重金属類やミネラルなどが含まれているのでそれが素子について乾くと悪さをします

なので洗浄する際はパーツクリーナーのように洗浄後は残らないもしくは燃焼の妨げにならないもので素子自体にダメージを与えないものを使いましょう
エンジンコンディショナー系のものがおすすめです

なんせO2センサーの”洗浄で治る程度の原因”となるとセンサーの内部素子を保護するための金属カバーのスリットが煤で詰まったとかそういうものです
素子が剥がれていたり断線しているようなものは洗浄で治りません
すっごい綺麗に磨けば治るってことはないのでそこそこにしておきましょう

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